なぜ世界中が、ハローキティを愛するのか?
-“カワイイ”を世界共通語にしたキャラクター
クリスティン・ヤノ
作品社
2017/05 522p 3,600円(税別)
まえがき 猫のしっぽを捕まえたつもりが、捕まったのは私の方
1.ハローキティ、世界にゆく
2.世界に広がるキティ
3.キティ叩き
4.反逆のスピリッツ
5.キティをいじりたおせ
6.ジャパニーズ・キュート=クールは暗黙の了解でまわる
7.キティ - 日本 - 世界
8.キティの生まれた国
訳者あとがき マジョリティとマイノリティのはざまで
【要旨】
「ハローキティは猫ではない」。2014年8月に「ロサンゼルス・タイムズ」紙に掲載されたそのスクープ記事は、世界に衝撃(?)を与えた。この記事は、ロサンゼルスで開催された「ハローキティ40周年記念展示会」の監修を担当していたクリスティン・ヤノ氏が、サンリオからそう(「猫ではない」と)注意されたことを明かしたものだ。ハローキティは、日本企業であるサンリオがグローバル展開する人気キャラクターである。本書では、同記事に元ネタを提供したヤノ氏が、12年間にわたりハローキティについて調査研究してきた成果をまとめている。今や、女性を中心に世界中で愛され、グッズがコレクションされているハローキティ。著者は、そういった日本発の「カワイイ」が国際的に広がる現象を「ピンクのグローバリゼーション」と呼び、サンリオ関係者やキティ愛好者たちへのインタビューも交えながら、その要因を探っている。著者は日系人で、ハワイ大学人類学部教授。
総合ダウンロードランキング
(集計期間:2024-03-18~2024-03-24)
コンテンツ提供元
『書籍サマリー資料ダウンロード』に掲載されている書籍サマリー及び書籍ダイジェストは株式会社情報工場より提供されております。